母の入院

2016年10月14日 03:22

 母は脊髄の病気で何日たったであろう。最初は日赤に入院したが今は小平中央リハビリテーション病院に入院している。私はまだ小平病院に一回も行っていない。行きたい。会いたい。という気持ちでいっぱいだが気持ちが沈んでしまって何もやる気がしない。だから今一人暮らしをしている。もう二か月近くになるが、最初はご飯も作りおかずも作っていたが、今は何にもしたくない。いつもお店にお弁当を買いに行く。それで何とか腹の足しにしている。だからむなしい風が心を吹き抜けていく。ラジオでこんなことを聞いた。一人暮らしになってやることがいっぱいになった。と明るく女性の声がした。でも私は正反対だ。どんどん暗くなる。寂しくなる。一人で弁当を食べ相手がいないからつまらない。ただ一人でいい座っているだけでいい。そんな気持ちでいっぱいだ。一人暮らしがこんなに憂鬱になるとは夢にも思わなかった。今は最悪。こんな生活から早く脱出しなければいけない。外出もしないで家にこもって寝ていている。こんな人生になるとは夢にも思わなかった。こんな経験、体験はもう嫌だ。いつまで続くのだろう。このままお弁当を食べ続け母の退院を待つのだろうか。母の退院だけは明るく迎えてあげたい。ただお茶を沸かしてお弁当を買ってだけが外出ではいけない。気分転換がうまくできないのだ。気持ちの切り替え、それに明るく振舞うことができないのだ。芝居でもいいから明るくなりたい。今母はリハビリで頑張っている。自分も明るく頑張らなくてはいけない。わかっているのだけど......。何かいい方法はないかといつも考える。病院に行ってもこの気持ちをどう表現したらわからない。体調はいいのだが憂鬱になってしまう。どうしても明るい気持ちになれないのだ。精神的にすごく不安定なのかなと思ったりもする。人間の心はどうなっているのだろう。どう考えればいいのかわからない。